StoreKit External Purchase Link Entitlementに関するアップデート

6月の欧州委員会の発表を受けて、Appleのデジタル市場法コンプライアンス計画に以下の変更を行います。StoreKit External Purchase Link Entitlementを使用するアプリをApp Storeの欧州連合(EU)のストアフロントで配信するデベロッパに対し、更新版の規約が今秋より適用されます。主な変更点は次の通りです。

  • デベロッパは、デベロッパ自身が選択した場所でユーザーが購入できるオファーについて通知および宣伝できます。選択できる場所は代替のアプリマーケットプレイス、別のアプリ、Webサイトであり、これらの場所にはアプリの外部、またはアプリ内で表示されるWebビューからアクセスできます。
  • デベロッパは、自身のアプリ内でオファーの通知や宣伝をデザインして実施できます。この通知や宣伝には、アプリの内外で購入できるサブスクリプションやその他のオファーの価格に関する情報の提供や、アプリの外部でのオファーのサブスクリプション購入方法に関する説明や手順の表示が含まれます。これらの通知では、購入対象のデジタル製品やデジタルサービスに関する正確な情報を提供する必要があります。
  • デベロッパは、選択した場所にユーザーを誘導するための方法として、タップ、クリック、またはスキャンでアクセスできるリンクを使用できます。
  • デベロッパが使用できるURLの数に上限はなく、アプリのInfo.plistでこれらのURLを宣言する必要はありません。
  • パラメータを設定したリンク、リダイレクト、ランディングページへの中間リンクの使用は認められます。
  • これらの変更に対応するため、External Purchase Link Entitlementを使用するアプリを対象とする更新版のビジネス規約が導入されます。

詳細については、欧州連合におけるApp Storeの代替決済オプションの使用(英語)を参照するか、30分間のオンラインコンサルテーションをリクエストして疑問を解決できます。また、これらの変更に関するフィードバックもお寄せいただけます。