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カスタムオファーコードの使い方
既存のオファーコードキャンペーンを、カスタマイズした繰り返し使えるコードによって補完することで、サブスクリプション登録者の獲得、維持をさらに柔軟にできます。本ビデオでは、オファーコードの最新の改善点、エンジニアリングガイダンス、ベストプラクティス、そしてサブスクリプションのための新しいコードの作成方法を紹介します。
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Bryan Eisenstadt:本日はセッションに ご参加いただき ありがとうございます 本日は サブスクリプションオファーコードの アップデートによって 使用できるようになった カスタムコード機能について 説明します App Store Monetizationチームに 所属するBryanです Raul Basurto Rosenzweig: App Store Commerceチームで デベロッパ支援を担当してるRaulです Bryan:私たち二人で カスタムオファーコードの詳細を説明します では早速プレゼンテーションの 前半を始めましょう まずはオファーコード機能の 簡単なおさらいから始めて カスタムコードの新機能について 順番に説明します お勧めの使用例も紹介し App Store Connectでの カスタムコードキャンペーンの作成方法を 紹介して締めくくります では始めましょう 今回 既存のオファーコード機能に追加された 新しいカスタムコード機能を 紹介できることをうれしく思います この新機能の紹介に入る前に オファーコードについて 簡単におさらいします まず オファーコードは サブスクリプション登録者を 獲得 維持 再獲得するための 動的なツールです コードは オンラインとオフラインの チャネルを介して配布でき 新規 既存 過去に利用していた ユーザーを対象に配布できます 配布後はユーザーが シームレスにオファーを利用し サブスクリプションを開始 できるようにするための オプションがいくつか用意されています オファー期間が終了すると ユーザーがキャンセルするか 自動更新をオフにしない限り サブスクリプションは 通常価格で自動更新されます オファーコードは お試しオファーとプロモーションオファーを 補完するものですが オファーコードはApp外でも配布できる 唯一のオファータイプのため 柔軟性が増します 2020年に登場したオファーコードは 1回限りの固有の英数字コードを作成して 1対1ベースでユーザーに配布するもので ユーザーは配布されたコードを App Storeで利用できます あるいはStoreKitを使って App内で直接コードを利用することもできます これらのコードは 物理的な商品の購入と 組み合わせる場合や カスタマーサポートに関する問題に 対応する場合など アクセスを特定のユーザーに限定する 必要がある状況に最適です では カスタムコードの導入によって 追加された機能を紹介します カスタムコードでは 「NEWYEAR」などの覚えやすい カスタムコードを作成して 複数のユーザーに配布できます 利用制限や期限の有無も 設定できます カスタムコードは 配布と利用がシンプルで 大量配布が必要となる キャンペーンに最適です 1回限りのコードと同様に カスタムコードを使用して 無料 都度払い 前払いの 各オファーを作成できます 1つのサブスクリプションSKUに対して 任意のタイミングで一度に最大10件の アクティブなオファーを作成でき 1つのAppにつき四半期ごとに 最大150,000までの範囲で 500~25,000個のコードを バッチとして作成できます 各バッチの期限を選択することも可能ですが 期限は必須ではありません また コードの利用はiOSと iPadOSの14.2以降に対応しています コードの利用体験は すべてAppleのUIが管理し ユーザーがまだAppを インストールしていない場合は インストールを促すメッセージが 自動的に表示されます StoreKitメソッドの presentCodeRedemptionSheet() を使用すると ユーザーはApp内から シームレスにコードを利用できます このフローを採用する場合は この例のように App内課金の画面に 「コードを使用する」などのボタンを追加し ユーザーの手間を省くことをお勧めします ユーザーがこのカスタムの 使用ボタンをタップすると コードを利用するための一連の画面が 自動的に表示されます この最初の画面でコードを入力します ユーザーがコードを入力し コードが有効であることが確認されると オファーの詳細ページが表示されます 何らかの理由でコードが無効だった場合は そのオファーを利用できない理由を説明する 明確なエラーメッセージが表示されます Appleにコード利用の一連の流れを 管理させたい場合は App Storeのコード利用フローに 直接ディープリンクする URLまたはQRコードを通じて カスタムコードを利用する ことも可能です 1回限りのコードと異なり カスタムコードは App Storeギフトカード利用フローを通じて 手動で利用することはできません 後ほどRaulが App外で実行されたトランザクションを 把握する方法について説明します ここでは 各タイプのオファーコードの 相違点と類似点を視覚的に説明します カスタムコードでは コードに固有の名称をつけて 広く配布できると同時に 有効期限の有無を選択することが可能です 一方 1回限りのコードでは ランダムに生成される英数字のコードで 1回のみ使用できます 1回限りのコードは 生成日の6か月後に自動的に失効しますが その有効期間は必要に応じて 短くすることも可能です いずれのオファーコードを選択した場合でも オンラインとオフラインの両方のチャネルで コードを配布できます キャンペーンは 新規 既存 過去に利用していたユーザーを 対象として作成でき AppleのUIがコード利用体験が シームレスなものとなるよう管理します 最終的に コードを利用した サブスクリプションの割引価格は 通常価格に自動更新されます 次は カスタムコードを使用して キャンペーンを実施する方法について 説明します カスタムと1回限りの いずれのオファーコードも さまざまな方法で使用でき その配布も自由で 柔軟に行うことができます コードは 物理的な商品やサービスに付属する サブスクリプションサービスの アドオンとして配布でき メールなどのデジタル形式と 屋外広告などの物理的な形式の 両方のマーケティングチャネルを通じて サブスクリプション登録者を獲得 または再獲得することができます 実際の店舗や 産業カンファレンスなどイベントで配布 共同マーケティングキャンペーンや パートナーのマーケティング戦略の一環として サードパーティのパートナーを通じて配布 または カスタマーサポートチームが 返金のためお客様にAppleCareを 案内する代わりに 無料期間や割引期間を 提供する際に配布できます ここでは 特にこの3つのカテゴリに注目し カスタムコードの新機能が これらのユースケースで どのように役立つかを紹介します カスタムコードを使用すると デジタルマーケティングチャネルで オファーコードを配布する際の 柔軟性を向上させることができます たとえば ソーシャルメディアで 春休み向けのキャンペーンを実施し 最初の1か月の料金が半額になる 「SPRING2022」というカスタムコードを キャンペーンの説明に記載することを 検討しているとします この例では ソーシャルメディアの投稿を通じて カスタムコード「100MUSIC」を使用すると 架空の音楽ストリーミングAppの 年間プランが50%割引になる キャンペーンを展開しています カスタムコードは 産業カンファレンスやコンサートなどの イベント用のチラシに記載することで これまでになく簡単に配布できます このアプローチでは イベント会場で配布されるチラシに 「THREEMONTHSFREE」などの カスタムコードを記載して イベント参加者に3か月間の 長期サブスクリプション無料トライアルを 提供することもできます この例では コンサート会場で配布されるチラシに カスタムコード「MUSICFAN」を記載し 音楽フェスティバル参加者に 音楽ストリーミングAppの 長期無料トライアルを提供しています 別の方法として 100 MusicがQRコードを 使用する場合は このような画面から このオファーのコード利用プロセスに ユーザーを直接誘導します ユーザーがまだAppをインストール していない場合は ダウンロードを促すメッセージが 表示されます さらにカスタムコードは サードパーティとの パートナーシップ強化のために 利用することもできます たとえば ソーシャルメディアのインフルエンサーや ポッドキャスターに SNSでカスタムコードを 配布してもらい 実施している割引キャンペーンの 認知度を向上させること なども可能です この例では 100 Musicがインフルエンサーの パートナーシップを通じて プレイリスト機能を プロモーションしています インフルエンサーは サブスクリプションをプロモーションし カスタムコード「JOHNNYSPLAYLIST」を を使用して 3か月のサービス利用料金が 20%割引になるオファーを紹介しています ここまで カスタムコードについて およびその利用方法を説明しました 次は App Store Connectで カスタムコードを作成する 手順を説明します オファーコードキャンペーンを 準備するには App Store Connectで Account Holder /Admin/App Manager Developer/Marketingの いずれかの役割が 割り当てられている必要があります まず「カスタムコード」の横の プラスマークをクリックします カスタムコードを作成して入力する 画面が表示されます カスタムコードは最長64文字で 特殊文字は使用できません 作成したカスタムコードは 後で変更することができないことに 注意してください また Appの別のオファーキャンペーンや 別のサブスクリプションに 使用することもできません 別のオファーですでに使用されている カスタムコードを使用して 新規のキャンペーンを作成するには まずそのコードを無効化する必要があります その後 カスタムコードの 利用回数の上限を選択します これは カスタムコードを利用できる ユーザーの総数です 利用回数の上限は一度に 最大で25,000回ですが これ以上必要な場合は 同じオファーで同じカスタムコードを 複数回使用することも可能です 1つのAppにつき四半期ごとに 最大150,000回分まで設定できます 次は 有効期限を選択して コードが有効な期間を設定します 期限なしのコードを作成する場合は 日付選択画面で 「期限なし」オプションを 選択します 有効期限を選択した場合は 選択した日付の米国西海岸時間の 12:00 amに失効します キャンペーンを開始した後は 有効期限を変更できません 最後に「作成」をクリックして オファーを有効にします オファーは一度に10件まで 有効にすることができます 配布済みのオファーを 編集することはできないため ユーザーの利用資格を 変更する必要がある場合は 別のオファーを新たに作成します 前述したように コードから コード利用のためのURLを作成して ユーザーに直接提供することが できます このURLをタップすると ユーザーは オファー利用ページに直接誘導されます このURLを作成するには オファー詳細ページの サンプルリンクをコピーし そのURLの末尾に カスタムコードを追加します この機能の概要の説明は以上です 次はRaulが カスタムコードキャンペーンの構成に関する 詳細についてさらに細かく説明します Raul:ありがとう Bryan ではオファーコードを プロダクト アプリケーション バックエンドシステムに 導入する際に考慮すべき事項について 3つのセクションに分けて説明します 最初にコードの利用 次にオファーの構成 最後に StoreKitに関する 考慮事項について説明します ではコードの利用から説明します コードの利用について説明する前に 登録者は 構成された各オファーコードを それぞれ1回しか利用できない という制限について認識する 必要があります これらのオファーは App Store Connectで設定した際に 追加した名称によって識別できます また登録者は その時点でのサービスレベルを 下回る結果となるオファーコードを 利用することができないという点にも 留意する必要があります コードは 登録者がすでに利用している サブスクリプションより高いレベルのSKU または同じレベルのSKUを 対象とする必要があります オファーの対象とする 登録者を選択する際は その資格に関するロジックを 検討することが理想的です 登録者がコード利用時に 利便性を感じるのは 前述のApp内コード利用シートを用いた コード利用方法です これは presentCodeRedemptionSheet()が 実装されているApp内で 登録者がオファーを直接利用できるため 理想的な方法です この場合は コード利用シートがApp上に表示されるため 最前面でアクティブに実行されているApp上で コードを利用する唯一のケースとなります 余談ですが App内にコードを表示する場合は ユーザーが コードを簡単にコピー/ペーストできるように しておくと便利です もうひとつのコード利用方法は カスタムオファーコードを 事前に反映させたURLを利用する方法です この場合は 2つの点を考慮する必要があります それは Appのアイデアと オファーコード自体についてです これは QRコードを通じて オファーコードを宣伝する場合も 同じように 有効な方法となります 前述のように コードは App外で使用される場合もあるため 起動時にTransaction.Updatesを 検知することが重要です これは 承認と購入のリクエスト PSD2やオファーコードなどの その他のシナリオにおける 重要なベストプラクティスです 初期設定を適切に行えば トランザクションを見逃すことはありません 一方でfinishというメソッドは トランザクションをキューから削除し ユーザーがアイテムやサービスを 受領したことを通知します この2つの処理間が適切に実装されることで 最適なユーザー体験が 提供されることになります 次は構成について説明します オファーコードを構成する際は お試しオファーを併用して 利用できるようにすることも可能です ここではお試しコードとオファーコードの 併用の有無で変わる ユーザー体験を視覚的に説明します このシンプルなシナリオでは 通常の月間サブスクリプションに 1週間の無料お試しオファーが 構成されています マーケティングキャンペーンには 1週間無料でサーバーにアクセスできる コードが作成されています では お試しオファーとオファーコードの 併用を許可しない場合に どうなるか見てみましょう 登録者がオファーコードを使用すると オファーコードは即時に有効となり この場合は 1週間無料になります オファー期間が終了すると サブスクリプションが更新され 通常料金が適用されます その後のいつかの時点で 登録者がサブスクリプションを 中断または解約することもありますが サブスクリプションを再開した場合は まだお試しオファーを利用する資格があるため 1週間の無料トライアルを利用できます この構成では ユーザーがどの時点で お試しオファーを利用できるか のみが検証されます この利用体験は ターゲティングする グループに応じてオファーコードを 作成する際に留意すべきものです 次に この両方を許可した場合はどうなるでしょう? 同じシナリオを使って説明します 今度は 登録者がオファーコードを使用すると 最初にお試しオファーが有効になり 次にオファーコードの期間が開始して その後にサブスクリプションが更新され 通常料金が適用されます この説明で 構成方法の違いがどのように ユーザー体験に影響するのか お試しコードとオファーコードの併用を 許可すべきか否かを判断する 参考になれば幸いです 最後に StoreKitに関する考慮事項です オリジナルのStoreKit API およびStoreKit 2では トランザクション情報や更新情報に含まれる タイプと識別子を使用して 利用されたオファーを確認できます オファーコードのタイプは3で 識別子には 設定した各オファーに対して App Store Connectで追加した 固有の文字列が含まれます サーバー間構成が設定されている場合は VerifyReceipt/App Store Server API Server Notifications Version 2を使用して この情報を取得できます OFFER_REDEEMEDタイプの通知は 必ず対応するサブタイプを使用して 解析してください 本日のセッションのまとめです カスタムコードは現在利用可能で 大量配布が必要となるキャンペーンで 利用できます Sandboxを活用すれば 中断された購入や コード使用環境をテストすることも可能です 最適なユーザー体験を実現するために App内で実行できる コード利用フローの採用も検討しましょう オファーの詳細や条件 コードの利用方法などは 明確に記載し iOS 14.2以降のみに対応するという 注意事項も添えてください さらに詳しい情報を知りたい場合や 今日説明した内容の 資料を参照したい場合は Apple DeveloperのWebサイトに アクセスしていただければ 優れたリソースを いつでも参照することができます 以上で 本日のプレゼンテーションを終了します リリースされたこれらの新機能を 皆さんがどのように活用するか とても楽しみにしています ご視聴ありがとうございました
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