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Apple Business ManagerでApp Distributionをカスタマイズ
Apple Business Managerは、社員やお客様用にビジネス用Appを管理し、展開する最善の方法です。あなたがデベロッパでも、ビジネスオーナーでも、IT管理者であっても、それぞれの役割に応じたAppをカスタマイズする利点を紹介し、Appの作成から展開までのプロセスの各段階におけるアドバイスを提供します。
リソース
- App Store Review Guidelines
- Apple Business Manager User Guide
- Apple Platform Deployment
- Distributing Apps on Apple Business Manager and Apple School Manager
- Learn more about App Store Connect
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ようこそ WWDC2020へ
こんにちは ようこそWWDCへ “Apple Business Managerで App Distributionをカスタマイズ” Enterprise and Educationチームの ジェイコブです Apple Business Managerを使った カスタムapp配布について話します Appleの“生活を豊かに”という原則は 対象が企業や教育機関でも同じです カスタムappは企業や教育機関に 生産性ツールを提供し― 従業員や職員 その顧客にも 恩恵をもたらします カスタムappを開発するデベロッパ appを購入し従業員に配布する企業 関心をお持ちのエンドユーザの皆様に カスタムappの利点をお話しします 途中 これらのアイコンが画面に出た時は 特定の対象者向けの話です
この3つのグループは 互いに影響を及ぼし合う関係にあります デベロッパは機能を追加して顧客に販売し 企業は拡大に伴いappを従業員に配布します ユーザは組織内で各種の役割を受け持ちます まずは概要です appの配布には複数の方法があります 企業配布の場合はカスタマイズが可能ですが 目的は従業員への内部展開のみです これまで内部展開の正式なルートは 企業配布だけでした カスタムappのプロセスには TestFlightとApp Reviewが含まれます Apple Business Managerを利用できる国なら 内部展開には今後この方法がお薦めです 一般配布の場合 App Storeの枠組みを使って 販売できますが― この方法は幅広い対象者向けなので カスタマイズができません カスタムappの場合 デベロッパは 顧客独自の機能を備えたappを構築できます 顧客側での購入と展開も簡単です デベロッパは特定の顧客または 顧客グループにのみappを配布するので― 購入者を限定する点では プライベートなApp Storeと言えます ブランディングや その他のカスタマイズも追加できます 顧客はApple Business Managerで appを購入します appは一般公開されず 許可した組織にだけ公開されます
このたびカスタムappのサポートを Apple School Managerにも拡大しました 今回はApple Business Managerのこととして 話しますが― Apple School Managerでも同じです サードパーティデベロッパの場合は カスタムappを顧客に販売でき― 企業や組織の内部開発チームの場合は 従業員やスタッフに配布できます 自社で開発して内部展開する場合も カスタムappを使えるのです 顧客はカスタムappを Apple Business Managerで購入します 購入の流れはApp Storeの 一般appの一括購入と同じです 唯一の違いはデベロッパがカスタムappの 公開先組織を指定することと― Apple Business Managerで カスタムappが別に表示されることです
購入後 顧客は一括購入のappと同様に ライセンスと配布を管理します ライセンス配布やタスク管理のために Apple Business Managerに― MDMサーバを接続すると MDMが組織に代わりデバイスを管理します ライセンスを受けたデバイスは App Storeからカスタムappをダウンロードします カスタムappは プライベートなApp Storeで― デベロッパが承認した 特定の組織や購入者にのみ表示されます
デベロッパ側から少し詳しく見てみましょう 利点はカスタムで作ったappを 特定の顧客にのみ配布できることです 一般の人が使わないような機能を備えた appを作成し 特定の顧客にのみ提供できます
カスタムの機能を提供する一方 配布にはApp Storeを利用でき― 一般appと同様の審査を受けるので Appleの基準を満たす品質を確保できます
デベロッパはApp Store Connectツールで appの提出や― 分析情報とクラッシュログの確認 支払いと価格の管理を行います 支払い処理 税金その他はAppleが対応します App Store Connectをご利用ならappの提出方法と ツールの使い方はご存じでしょう
App Store Connectでは選択したユーザの ベータテストにTestFlightを使えます リリース前にメールやリンクでユーザを招待し フィードバックを集めることが可能です 内部向けappの場合も 従業員や関係者に内部配布でき― 配布のプロセスが簡略化されるので 大幅な改善になります
App Storeから取得するappに 配布用証明書の失効はありません 企業配布に慣れたデベロッパには重要な違いです 企業配布の場合 配布用証明書の定期的な更新が必要です カスタムappの場合 証明書に煩わされず 開発に集中できます カスタムappの出発点は 1つのアイデアや App Storeのappの自社版を求める企業の依頼です 例えば公園や広場を探す “Forest Explorer”というappがあり― そのデベロッパに企業が 自社の敷地散策用の バージョンをリクエストします このカスタムappを “Campus Explorer”としましょう
まずはチームを設定するため 必要であればDeveloper Programに登録します アカウントがあるなら登録は不要です App Storeのappと同じ Organization Developer Programを使います 新しく設定する場合は Organization Developer Programが必要で― それにはDUNS番号が必要です 有料appの場合は口座情報を登録し 有料app契約に署名します 内部開発チームの場合も同様です 会社のDeveloper Programに参加し 外部の協力者を招待します アカウント管理者として 外部デベロッパを追加する場合は― デベロッパにappへのアクセス権を付与し appの提出は自分で行います 登録後はApp Store Connectで アカウントを管理し― チームメンバーの招待や必要な契約への署名 支払い情報の指定 appの提出を行います “ユーザとアクセス”を開くと― アカウントに登録された全員が 役割や権限とともに表示されます このプロジェクトのために契約デベロッパに 作業に参加してもらいます
デベロッパ“Lucinda Yang”を追加し “Campus Explorer”のみアクセス可能にして “招待”を選択すると アカウントへの招待状が送られます チームを設定したらApp Store Connectで 審査と配布に向けてappを提出します メタデータとしてスクリーンショット 説明 キーワードなどを指定し― 価格と利用可能な地域を設定します すべての国で利用可能にすれば 多くの人にappを届けられます ここで配布タイプも選択します App Storeで一般公開するか 特定の企業や教育機関に公開するかです 詳細は“What's New in App Store Connect” セッションをご覧ください カスタムappを提出するには まず“+”を選択し 新しいエントリを作成します
名前 appプレビュー スクリーンショットなどを指定し― 価格を指定して このappを購入できる国または地域を選択します 顧客“Pretendco”の情報を入力し― この顧客がApple Business Managerで このappを購入できるようにします このappを使うには 企業アカウントでのサインインが必要です デモの認証情報を入力し 審査チームが アクセスできるようにします 必要ならメモを追加し スクリーンショットなどを添付して― 最後にappを審査に送信します
appが審査から戻り 顧客に販売可能になりました App ReviewではAppleの審査を受けられるので 顧客にとって安心材料です カスタムappの審査は一般appと少し異なり 円滑に進めるには― appの全機能にアクセスできる デモアカウントと認証情報を提供します デモモードとサンプルデータの提供でも 構いませんが― 審査チームがappの全機能を 確認できるようにしてください 説明 キーワード スクリーンショットなど 詳細な情報を提出しましょう 配布対象者や市場セグメントを絞る場合は メモにそう記入します
審査が容易に進むよう 初めての提出の場合は 特に詳しく記入してください 既存のappを更新する場合は 新機能の詳細を記入し― メンテナンスリリースの場合は “バグ修正”かけでなく どこを直したか記入します 展開計画を立てる際は審査の時間を考慮します 休日や製品リリースが重なる時期には 審査完了に時間がかかることがあります 最新SDK対応を必要とする場合は 期限に注意してください
パブリックAPIのみを使用し 現行OSでの動作を確認します ガイドラインをご覧ください 文書化されたAPIを使い 古いフレームワークは 段階的に排除してください AppleはプライベートAPIを予告なく変更します その場合 appが止まるか ユーザに影響する可能性があります appでハードウェアや ユーザデータへの許可を求める際は― データの収集と保存のガイドラインを 守る必要があります App Store Reviewガイドラインの“法的事項”と デベロッパドキュメントをご覧ください 時にはappの別インスタンスを作成して― 新しい顧客や市場 法律が異なる地域への 販売に対応することもあるでしょう バリエーションを少なくして ビルドトレインや リリースサイクルの煩雑な管理を避けましょう ブランディングなど小さな変更には appの設定で対処します あるいはユーザ認証に基づく ルールを使えば― 同じappでも エクスペリエンスを微調整できます 完全に新しいappを作る場合は他appでも 再度使用できる形で共通コードを組み込みます インスタンスごとにバンドルIDを付加し 提出して審査を受け― それぞれのビルドトレインを維持します 開発とリリースのサイクルは 展開サイクルとずれるので― メジャーリリースの計画では考慮が必要です 例えば最初の展開の後 バージョン1.1をリリースするとします そうすると半数の従業員は バージョン1を使い― 後からデバイスを与えられる従業員は 1.1を使うことになります MDMコマンドでの解決方法もありますが― 新製品やOSのリリース時期も考慮して 事前に調整するのがベストです 新バージョンの公開後に前バージョンを 展開することはできません
もしプロセスで問題が起こった場合は― まず顧客がApple Business Managerで カスタムappを有効にしているか確認します 組織名 組織IDはApp Store Connectの指定と 正確に一致させる必要があります appがApple Business Managerに現れるまで 時間がかかることもあります 新しい顧客に既存appの購入を 承認する場合は― その顧客のApple Business Managerに appが現れるまで 24時間お待ちください
企業顧客用に一般appを修正する場合は バンドルIDを作成し 新規appとして提出します 既存の一般appからカスタムapp またはその逆の変換はできません
問題があればデベロッパアカウントで App Reviewチームにご連絡ください 却下に対する質問や 追加情報の提出などに対応します コードに関する技術的な問い合わせは Developer Technical Supportまでどうぞ 顧客はappの購入と展開に関して AppleCareに連絡できます デベロッパ側の話は以上です appのライフサイクルに戻り 次は購入する企業側から見ましょう デバイスの管理と従業員への展開を行う 管理者向けの話です カスタムappの場合も 展開と管理は― Apple Business Managerで一括購入した場合と 同様に行えます ライセンスの購入と管理の方法は従来どおりです ITチームはApp Storeのappと同じ 配布モデルを使い― デバイス単位の割り当てや 管理対象appに対応できます ライセンスの割り当てや無効化 再割り当てが可能です カスタムappはApp Reviewを受けるので Appleの品質基準を満たします
必要なカスタマイズをデベロッパに依頼して― 企業データに関するセキュリティ機能 ブランディング 業務関連の機能を追加します これはすべてApple Business Managerで行えます この主な機能は3つあります デバイスの展開と管理 コンテンツの購入と割り当て アカウントと権限の管理です Apple Business Managerでは自動登録を使って デバイスを一度に展開でき― セキュリティポリシーと コンテンツを適用できます MDMソリューションに組織のデバイスを 自動登録できるので 個別の準備は不要です 設定アシスタントの一部の手順だけで ユーザはすぐに利用を開始できます また デバイスやコンテンツの管理などの 権限を委任することも可能です Federated Authenticationの 既存の認証情報も簡単に使用できるので― 従業員が使うアカウントの数を減らして IT部門で制御できます
従業員が各自のデバイスを使用できる “User Enrollment”オプションにより― IT部門の管理負担を軽減できることを 去年紹介しました 個人のデバイスにカスタムappや 管理対象コンテンツを配布できます 最新情報は"What's New in Managing Apple Devices"セッションをご覧ください
Apple Business Managerを設定してみましょう IT管理者は まず“設定”で カスタムappを有効にします デベロッパにappの購入を承認してもらうため 組織情報を提供します 名前とIDはApple Business Managerの 表示どおりに入力します 全体が機能するには モバイルデバイス管理が必要です コンテンツ購入と場所の管理 MDMサーバへの デバイス割り当ては Apple Business Managerで行い ライセンスの割り当てと無効化 デバイス管理はMDMに任せます Apple Business Managerと MDMサーバを接続しましょう まず新しいMDMサーバを追加します MDMサービスを備えた “プロファイルマネージャ”を使い― プロファイルマネージャで生成した公開鍵を アップロードします
Device Enrollmentトークンをダウンロードし プロファイルマネージャにアップロードすると 信頼できる接続が作成されます デバイスが割り当てられ管理対象になりました “appとブック”用に場所のトークンを ダウンロードし― プロファイルマネージャに保存すると ライセンス配布が可能になります MDMは一括購入のライセンスを管理する以外の 管理作業にも対応し― 従業員によるappの更新を制限する ポリシーの適用などが可能です appの更新の準備ができる前に 従業員の使用バージョンを揃える場合に便利です カスタムappのルールは 管理対象appと同じです 管理者がライセンスの削除と付与 展開済みappの更新や― OSの更新を90日遅らせるポリシーの適用などを 行うことができます IT管理者向けドキュメントで MDMの設定についてご確認ください
最後に Apple Business Managerで カスタムappを購入し 場所を割り当てます あとはMDMがライセンスを ユーザとデバイスに割り当てます 管理者はApple Business Managerで “Locations”というグループを作成し― 組織の特定のユーザに ライセンス管理を委任できます 例えば本社のある場所からライセンスを購入し 各支店に割り当てて 管理を支店に任せます
Volume Purchase Programから 移行する場合― Apple Business Managerでは ライセンスをより柔軟に管理できます 展開済みappの利用を妨げないように 移行を計画しましょう “appとブック”への移行に関する サポート記事をご覧ください Volume Purchase Programは 2020年12月以降 利用できなくなります
ユーザによる更新を制限する場合は― MDMの制限を使い IT部門が更新できるようにします デバイスやユーザへのappの割り当ては 従来どおり行えます
Apple Business Managerを初めて使う場合は― MDMソリューションで 管理対象app機能を使えるか確認してください カスタムapp対応であれば ライセンスを管理できます appの更新を一元管理したい場合は ユーザによる更新を制限し― 組織全体で更新準備ができた時に 更新を開始します 互換性などの理由で以前のOSバージョンを 維持するには OSの更新を― 最大90日間 遅らせることが可能です 企業側の話は以上です 最後はappライフサイクルを ユーザ側から見ましょう ユーザ側の利点は ニーズに合った設計のappを使えることです デバイスを初めて起動すると MDMにより初期設定が行われます ユーザ側で作業しなくても― appのインストール 会社のメールや ネットワークアクセスの設定が行われます
会社はappカタログを作って お薦めや任意のapp― 他の管理対象appやApp Storeのappなどを ユーザに見やすく提示できます デバイス間でのデータ同期には iCloudが役立ちます IT部門は管理対象外の場所に コンテンツが流れないよう制限できます ユーザがデバイスを箱から出して 初めて起動する際には― 設定アシスタントで場所と言語 Wi-Fiネットワークを選択します
残りの設定は組織の管理下で自動的に 行われるというメッセージの後― カスタムappが 自動的にインストールされて完了です
サイクルに戻りましょう 3者は循環する関係で― ユーザまたは企業は デベロッパに改善や新機能をリクエストします デベロッパは新バージョンを より多くの顧客に提供します デベロッパはカスタムappで 企業や教育機関と関係を構築し― 顧客の従業員 スタッフ 生徒に 簡単にappを配布できます
企業は自社向けの機能を備えたappを 既存ツールで簡単に展開できます 内部チームは従業員への展開に カスタムappを使えます Apple Business Managerと Apple School Managerで すべてが可能です ありがとうございました 他もご覧ください
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