Group Activitiesのためのデザイン

「Group Activitiesのための デザイン」へようこそ FaceTimeマネジャー イアン･ベイルドです このセッションでは GroupActivitiesを利用した 素晴らしい体験を実現する デザインについて説明します その前にGroupActivity とは何かそしてSharePlayと どのように関連しているのか 振り返りましょう Group Activitiesは AppをSharePlayに プラグインするための フレームワークです また メッセージングおよび メディア再生の同期機能も 提供します でも 始める前に Group Activitiesが あなたに約束することを 伝えたいと思います 世界トップクラスの低遅延の ネットワークインフラを備えた フレームワークに 世界中のAppleのデバイスで 誰でもプライベートに かつ安全に あなたのAppからアクセスできる ことを想像してください GroupActivitiesが 今ではFaceTimeを支える 強力なシステムと なりました Group Activitiesの パワーを使えば 遠く離れた親戚と一緒に 映画や 完璧な3ポイントシュートを 見たり 素晴らしい休暇の写真を 友人や家族と共有したり 画面共有しながら Swift PlaygroundでSwift等の プログラミング言語を 学んだりすることができます 友人がナッシュビルに 新しい家を見つけたので 私に見てほしいと言いました 画面共有を使えば 彼女がまるで私と一緒に 現地にいるような感覚で その家を私がどう思うかを FaceTime通話しながら 正確に伝えることができます ここで重要なのは これらの アクティビティはすべて 人々が一緒に行うことが 好きだということです SharePlay使う以前は １人の人間を中心に Appをデザインし 構築していました これらの例はすべてみんなが 一緒にやりたいものです Appの中で人を集めたり 会話やコラボレーションを促したり あるいは単純に 楽しむためだけの アクティビティも 探してみましょう 先に書いたように まずFaceTime通話で 共有するのに最適なAppの アクティビティを見つけます これらの体験を特定したら 次にそれらを 共有するために拡張し 通話の参加者にとって 意味のある体験となるように コンテキストを追加し Group Activities APIを採用して 体験を自動化していきます これでユーザーは簡単に あなたの体験に 参加できるようになります 共有Appを強化する方法について 話しましょう Group Activityには 全ての人を つなげるために使える ３つのツールがあります １つ目は画面共有 ２つ目は共有メディア再生 最後にGroup Activitiesに 適したエクスペリエンスを 提供するカスタムUIテクニック について説明します FaceTimeの通話中に 画面共有することができ Appを自動的に共有する ことができます 誰かと一緒に何をすべきかを 発見する素晴らしい方法です 画面を共有する際には アプリケーションのどの部分が 共有に適しているのかを 検討することが重要です デフォルトではセキュアエントリー フィールド以外すべて共有されます UIKit API を使って 画面共有時のiOS上の 情報の可視性を さらに制限できます 音声も通話中の相手と 自動的に共有されますが 音楽や映画などの 保護されたコンテンツは 画面共有では共有されません ここで 同期メディア再生を サポートするために Group Activitiesを 実装する必要があります これにより 全ユーザーの デバイス上で同時に再生が始まり レートの変更や シークの同期が開始します これはデバイス間で メディアをストリーミング するのではなく複数のデバイスの 再生を同期させるものです スマート･ボリューム･ コントロールと同期は無料で 利用できますが シーク レート変更 再生コントロールなどを どのように行うかは Appが決定します 詳しくは 下記の関連 セッションをご覧ください IOS 15は画面共有から メディア再生へのシームレスな アップグレードに 対応しています SharePlayを 開始すると自動的に リッチメディアコンテンツに アップグレードされます あなたのAppがメディア再生以外の 事を共有したい場合は？ いいえ 問題ありません Messengerプロトコルで 他のAppにリアルタイムで データをブロードキャスト することができます FaceTimeの通話と同様に プライベートで エンドツーエンドの 暗号化が行われます そのため カスタムUIの Appを動かすのに最適です カスタムUIは Appに 人を集めるのに適しています この機能を使って アダムが 「ハロー ワールド」を描いたような カスタムビューを 描くことができます この詳細については 以下の関連セッションを ご覧ください Appとそのアクティビティを評価し 共有するために どのように強化できるかを 考えた結果 今まで一人では意味をなさなかった アクティビティについて 新しいアイデアを 思いつくかもしれません 私たちは特に Group Activitiesが 人を結ぶ全く新しいタイプの Appを生み出す可能性に 期待しています AppleのSharePlayの 使用例をご紹介します このTV Appを画面共有と 組み合わせて使うことで 好きなテレビ番組を見つけて 一緒に視聴できます ミュージックAppの強化で 好きな新曲やアーティストを FaceTime通話で友達と 共有できるようになりました アクティビティを定義し Appleが新たに定義した クールな共有体験の いくつかを見てきた今 人々を結びつける 素晴らしい体験を 考え出すことが できるようになります 次に GroupActivitiesを コンテキストに設定する 方法について説明します Appとそのコンテンツを 会話に関連付けることは AppがSharePlayに対応 していることを 確認するための非常に 便利な方法です FaceTime通話中に 誰かがあなたのAppを 初めて起動すると Appのコンテキスト内で SharePlayに対応しているか どうかが表示されます また Appに ビデオコンテンツが 含まれている場合は FaceTime通話相手と そのコンテンツを 共有するかどうか ユーザーは選択することができます 視聴したいコンテンツを 見つけたら 「SharePlay」の ボタンをタップするだけで 番組がスタートします Appやコンテンツが 共有されると アクティビティプレビューは あなたが見て欲しいと 提案しているものを 他の人に伝えます 今からみんなで 何を見ようとしているのかを アクティビティプレビューで 示すことになりますので できる限り活用することが 重要です タイトル サブタイトル およびサムネイルを含む リッチなリンクを使って FaceTime通話で みんなが楽しんでいる 内容を説明します このような貧相な説明が 表示されたらどう思うでしょう これらのタイトルと サブタイトルが通話中の アクションにつながるか 確認しましょう この例でわかるように これらのタイトルとサブタイトルに 設定するテキストが 意味のあるものにすることが重要です 有意義なアクティビティ- プレビューを作成する方法の 良い例です SharePlay中に 誰かが携帯電話を 操作しているときは 基本的にマルチタスク であるため できるだけ簡単に 操作できるようにする 必要があります そのため 可能な限り 自動化し アクティビティに入る前の不要な 事前のやりとりを最小限に抑えます SharePlayを滅茶苦茶 簡単にする1つの方法は バックグラウンドから 自動的にAppを 起動させることです これを実現するには App内で Picture-in-Pictureをサポートします この詳細については 以下の関連セッションを ご覧ください Appにはサインアップや より多くのコンテンツを 購読する等の操作が必要に なる場合があります そのような場合は Group Activities APIで Appを前面表示 させるように伝えます ユーザーがバナーを タップすると Appがフロント表示となり 共有が始まる前にユーザーと インタラクション可能です ただし この機能を使うには 注意が必要です Appをインストール していない人がいても アクティビティの開始や 通話に参加した時に出る 通知をタップすれば App Storeに移動し Appがインストール できます ご覧のように ユーザーがAppを 導入しやすいように 工夫されています ただアクティビティ参加までの 手順の簡素化は必須です ユーザーとの やりとりはすべて FaceTime通話中に 行われるため アカウントの登録や 購入などは 友達とおしゃべりしながら 行う必要があります あなたの友達は このインタラクションが 完了するのを 待たなくてはなりません 長々としたフォームに 記入している間 友人たちを待たせることは 避けたいものです そこで すべての インタラクションを熟慮し コンテンツに達するまでに 本当に必要かどうかを確認し そのインタラクション動作の調整や 自動化を行います Group Activitiesは ユーザーがAppを体験して もらうための素晴らしい 方法です あなたがSharePlayのために どのようなアクティビティを 充実させてくれるのか 私たちはとても楽しみです そして すべてのAPIを 活用して操作が簡単で シームレスな体験にしましょう 詳細については 以下の関連セッションを 参照してください ありがとうございました WWDC21をお楽しみください [音楽]