App Storeプロダクトページ最適化のための準備

♪ (App Storeプロダクトページの最適化) こんにちは 私の名前はPrabhaです Apple Media Products Engineeringチームのメンバーです このセッションでは iPhoneやiPadで App Storeのプロダクトページを 最適化するための 新機能をご紹介します プロダクトページは Appを紹介する核となる場所で ユーザがAppを ダウンロードする前に Appに関して入手できる情報を ここから学びます ですからAppのアイコンや名前 サブタイトルなどを適切に設定して 良い第一印象を大切に残せるようにします そしてAppのプレビュービデオ スクリーンショット プロモーション用テキストや説明文で さらに詳細を共有します 今年後半にはカスタムプロダクトページや プロダクトページの最適化を利用して プロダクトページをさらに 見ているユーザーにとって 効果の高いものにできるようになります 今からそれぞれの 新機能について その機能の詳細と 新機能を利用するための 準備をご紹介します カスタムプロダクトページでは プロダクトページの柔軟性が さらに高まります 異なるユーザに異なる機能や コンテンツを紹介する ことが可能で それぞれのカスタムプロダクトページに 異なるAppのプレビュービデオやスクリーンショット プロモーション用テキストなどを 用意することができます 各ページは完全に ローカライズ可能で それぞれのページに固有のURLで 共有することができます Appアナリティクスでは インプレッション数 ダウンロード数 コンバージョンなど 各ページのメトリックスを 測定することができます この情報により 各ページがユーザに どの程度、Appのダウンロードを促すにあたり 効果があるかどうかがわかります ダウンロード後の挙動に関しても モニタリング可能です Appアナリティックスは カスタムプロダクトページごとに リテンション率と有料ユーザ あたりの平均収益を 提供するので特定の ページがユーザを どのようにコンバージョンしているか 確認できます 1つのAppに異なるカスタム プロダクトページを 35個まで作成できます ですから この機能を使い始める 準備をするにあたって どのようにお使いになられたいのか 慎重に検討することをお勧めします つまり Appが提供する豊富な コンテンツや魅力的な機能を どのようにアピールするかを 考えましょう Mountain Climber のようなAppの場合 ライブストリーミング機能を 前面に押し出すことで 登山者をリアルタイムで 追いかけたり 山頂までの道のりを 配信したい人たちに その魅力をアピールできます GPS追跡機能を強調した 別のカスタムプロダクトページを 作成することで 仲間と一緒に 登山計画を立てたいと 思っている人に その魅力をアピールすることもできます ゲームを開発している場合には 最も魅力的なキャラクターや 人気のゲームプレイモードを 強調してカスタムプロダクトページを 作ることが効果的かもしれません Appに動画コンテンツがある場合 特定の番組やチャンネル用の カスタムプロダクトページの作成を 検討できるでしょう カスタムプロダクトページの 使い方にかかわらず これから この機能に共通の 準備のしかたについてご説明します まずゴールを定めます ページを立ち上げる前に 明確な目的を念頭に描きます 作成できるカスタムプロダクトページは 35個までですから どのように使用するかを 慎重に計画しましょう。 次に Appの機能や コンテンツのうち これらのページで強調したい ものを考えます 最後にメタデータの 準備を始めます 各ページに異なるプレビュービデオ スクリーンショットやプロモーション用テキスト を使用できますので 新しいビジュアル アセットや テキストの 作成を今から開始していただけます そして今年後半に この機能が実装されたら App Store Connectで ページを作成し メタデータを提出する ことができるようになります 新しいバージョンの Appを提出することなく 審査に提出することができます 審査で承認されると 一意のURLで カスタムプロダクトページへのリンクを 共有できるようになります 当然のことですが App Storeを 検索または閲覧して デフォルトのプロダクトページに アクセスする ユーザも非常に重要です そのために導入されたのが プロダクトページの最適化です この機能を使用すると デフォルトページの さまざまなトリートメントを 設定およびテストして どのトリートメントが ユーザーに最も効果的か たとえば 青いアイコンの オリジナルのページと 赤いアイコンの トリートメントのページがあった場合 各ページに向かう トラフィックを分けて それぞれのダウンロード コンバージョン率を測定すると トリートメントのページの方が実際に ダウンロードコンバージョン率が高いことがわかり トリートメントのメタデータを デフォルトプロダクトページに適用する ことで全体のダウンロードコンバージョン率を あげることができると言えます トリートメントページではAppの アイコンを変えたり Appのプレビュービデオや スクリーンショットを変えたり 柔軟に試すことができます 各テストで３個までの 異なるトリートメントを設定可能で この例では3つの異なる色の アイコンを使用しています それそれのトリートメントが ユーザーに表示される割合を設定可能です たとえば 30%を選択した場合 3つのトリートメントそれぞれが トラフィック全体の10% を得ることになります Appアイコンを含むテストを 実行する際には Appをダウンロードした すべてのユーザが一貫した 体験を得られるようにしました Appアイコンは App Storeの ユーザにアピールし ホーム画面においてAppを 際立たせる重要な手段です プロダクトページにテスト アイコンが表示されている場合 デバイスにAppをダウンロード したときも 同じアイコンが表示されます これを実現するために テストしたいAppの バージョンのAppバイナリに テストしたい異なる複数のアイコン アセットを含めます これには 該当するデバイスに向けた すべてのイメージサイズと App Storeで使用する1024 x 1024 バージョンが含まれます 特定の言語においてだけ テストを実行することも可能です たとえば現在 プロダクトページが 英語 日本語 韓国語に ローカライズされている場合 日本語のみでテストを実行 するという選択ができます つまり 英語や韓国語に ローカライズ されたプロダクトページを 見たユーザは テストの対象にはなりません これにより特定の言語にだけ適切な トリートメントのテストを 行う柔軟性が得られます テストを実行すると インプレッション数 ダウンロード数 変換数 といった結果を モニタリングできベースラインに対して 各トリートメントが どのように改善しているか などを確認できます Appアナリティクスの 詳細については 「Appアナリティクスの新機能」 をご覧ください 結果を確認した後 Appのデフォルトページに いずれかのトリートメントを 適用することで すべてのユーザに 最も効果的なバージョンのページを 見てもらうことができます 適用したいトリートメントにデフォルトページとは 異なるAppアイコンが含まれている場合 次のバージョンの Appのバイナリで デフォルトのアイコンを 更新することで そのアイコンが適用されます 以上の概要を踏まえて App Storeのプロダクトページを 強化する準備を進めるために 必要なものをまとめてみましょう テストを実行する前に しっりと仮説を立ててください たとえば Appアイコンを 別のスタイルに変更 すると特定のロケールで コンバージョン率が上がる という予測ができます テストの準備段階で 必要なプレビュービデオやスクリーンショット すべてを揃えてください テストを開始する前に App Reviewで それらのメタデータを審査します これは 新しいバージョンのAppを 作成することなく 審査に提出いただけます Appアイコンのバリエーション をテストするには 現在公開中のAppの バージョンのバイナリに アイコンアセットを 含める必要があるので それに合わせてAppをリリースする 準備を行ってください 以上がApp Storeの プロダクトページを最適化 するための新しい方法です カスタムプロダクトページでは Appの特定の コンテンツや機能を 柔軟に強調できます プロダクトページの最適化は ユーザが最も魅力的だと感じる ビジュアルアセットの 決定に役立ちます 最後に ご説明した両機能を 含めすべての機能は App Store Connect API でサポートされます APIの最終的な仕様は 今年後半に公開される予定です 今年後半以降に 皆さんがこれらの機能を利用して どのようにプロダクトページを最適化 していただけるのか 楽しみにしています ご清聴ありがとうございました WWDCをお楽しみください! ♪