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AVQTの最新情報
Advanced Video Quality Tool(AVQT)の最新情報と改善点をご確認ください。インタラクティブレポート機能について紹介し、動画の品質に関する問題を特定する方法について解説します。また、RAW形式の拡張サポートを紹介し、動画内の特定シーンを評価する方法、Linux用AVQTを使用してLinuxサーバ上やクラウド上でオンラインで動画を分析する方法についても解説します。
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WWDC21
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こんにちは Ahmedです AppleのDisplay and Color Technologiesチームに 所属しています 今回は高度な ビデオ品質ツールである AVQTの新機能と強化 について簡潔に説明します まず 要点から説明します AVQTはWWDC2021で 初めてリリースされた コマンドラインで 圧縮とスケーリング アーチファクトで品質を検査する フルリファレンス ビデオ品質メトリクスです ユーザーが動画の品質を どう評価するかを再現します SDRとHDRのAVFoundation ベースの全形式をサポートし HDR10 HLG ドルビービジョンを含みます AVQT特有の3つの特性が あります 初めに 動画評価との 密接な関係に成功しました アニメ 自然風景 スポーツなど さまざまな内容に 適用されます 次にAVQTはビデオデコード と処理に使用する AVFoundationと Metalのおかげで 優れた処理速度を 備えています 3つ目は さまざまな表示設定 への対応です 同じビデオを使用して 表示設定によって 異なる理解が得られます 表示解像度や表示サイズ 視距離などを AVQTで設定できます 詳しく知りたい方は WWDC2021のビデオ 「Advanced Video Quality Toolによるビデオを評価」を ご確認ください M1 Macで達成した 処理速度には驚きます Appleプロセッサは高性能に AVQTは超高速になりました では 新しいM1プロセッサの 処理速度の説明をします M1 Ultraでは2時間の HEVC圧縮4Kムービーを AVQTは20分で評価します これは実時間の 6倍の速さです フルHDムービーでも 同じ長さのものに対し AVQTでは11分以内に ビデオを処理します これは実時間の 10倍以上の速さです これで より多くのビデオを 評価できるようになります
次に 今年AVQTに追加された 新機能と機能強化について 説明します 追加手順なく AVQTでビデオの品質を 視覚化できるように なりました 最新バージョンではHTMLの ベースでレポートが作られ インタラクティブなプロットと ダイアグラムを使用して 動画の品質分析を表示します これは 新しい「visualize」 フラグを追加して簡単に作れます 期待どおりでなかった品質の ビデオセクションを 簡単に識別できます AVQTレポートは他者と共有 することもできます ツールのインストールは 必要ありません Safariでレポートを 開くだけです
この機能の作成と 使用方法について 説明します
まず ヘルプメニューを表示し レポートの作成に使用する 新しい「visualize」引数を 追加します 昨年のWWDCセッションを を圧縮して作成した テストビデオ品質を評価する AVQTコマンドを示します 次に visualize引数を追加して レポートを作成できます 完了すると標準出力で HTMLレポートファイルの 場所が表示されます このファイルを Safariで開くだけです 左側の表はビデオ分析情報が 表示されています 右側にはビデオ評価用の 設定とパラメータが 表示されます
これはフレームとセグメント のスコアの時間経過です
特定の間隔に関心がある場合 ズームインで 詳細を表示できます
カーソルをプロットに置くと 時間 AVQTスコア フレームやセグメントの インデックスなどの 詳細が表示されます
ホームビューの縮小は任意の 場所をダブルクリックします
また分析したビデオの AVQTフレームスコアの 分布を示す円グラフも 含まれています 「悪い」「不十分」「適正」 「良い」「優秀」 5つの品質カテゴリで それぞれの割合と数値が 表示されます
下の図は上の図と 似ていますが PSNRスコアが 表示されています
問題がある場合は それを特定し 動画の品質に 役立つことを願っています ここで もう1つ機能を紹介します 参照からタイムウィンドウを 指定できるようになり テストビデオを評価します これでビデオの特定シーンに 焦点が当たります また、時系列でないビデオを 比べることもできます 分析したいビデオの 最初と最後を指定できる コマンドライン引数が4つ 新しく追加されました
タイムウィンドウ機能の 使用方法について説明します
これまでのデモで評価した ビデオは次のとおりです 今回はビデオの ワンシーンを評価する この方法を紹介します まずQuickTime Playerで 評価するシーンを探します これはその1つです クリックでインデックスが 表示されます 矢印キーを使用し 最初のフレームに移動します 270です 同じ手順で最後のフレームを 探します 486フレームです AVQTでこのシーンを 評価してみましょう コマンドの最初の部分は 前と同じです 次に取得したフレーム インデックスを追加し 追加の4つのコマンドライン 引数を使用します
これでこのシーンの AVQTスコアが表示され
このコマンドでビデオ全体を 処理するよりも速く そのシーンのスコアだけを 見ることができます これはAVQTの柔軟性を 増大させると確信しています このバージョンでは RAW YUVフォーマットの サポートも拡張されました AVQTは全AVFoundationの ビデオ形式をサポートし 未加工のYUVビデオの サポートもしています これでRAWカメラフィード のように圧縮されてない ビデオのスコアリングが 可能になります エコシステムの外部で圧縮 およびデコードされた ビデオを評価する場合にも 便利です 今年はこのサポートを拡大し クロマ・サブサンプリングと ビット深度を含む20種類を サポートしました 注意すべき点は 「reference-fourcc」と 「test-fourcc」フラグが 非推奨になったことです クロマ・サブサンプリング用 とビット深度用の 個別のフラグセットに 置き換えられました
この機能を使うと プリプロセッシングをせずに より多くのビデオを 評価できます
AVQTはWWDC 2021で 最初にリリースされ このツールへの関心は 高まっています 私たちは多くの コメントや要望を受けました 主な内容の1つは Linuxのサポートの追加で AVQTがLinuxで利用できる ようになりました
これでクラウドに保存された コンテンツを評価でき ビデオの移動なしにLinuxの サーバでの確認が可能です macOSとLinuxディストリ ビュージョンを支える Linux AVQTベータ バージョンもリリースします 外部への依存が必要ないため 簡単に導入でき 基本的には プラグアンドプレイです ディストリビューションと バージョン詳細は AVQTパッケージのREADME ファイルを参照してください
Linux版のAVQTは macOSバージョンと 同じ外観と操作性を持つよう 設計されています コマンドラインフラグと 同じ名前で同じ形式の 出力ファイル作成を使います LinuxではmacOSツールの 最新バージョンにある 20のRAW形式が すべてサポートされています パラメータの全ては使用できませんが 将来的には使えるでしょう
AVQTの重要ポイントの まとめです WWDC 2021でリリース されたビデオ品質ツールで デベロッパポータルから ダウンロードできます ツールを試していなければ ぜひ使ってください 今年は未加工のYUVサポート を含めて拡大しました インタラクティブな HTMLベースのレポートに AVQTのスコアを表示し 他者と共有可能になりました 新しいタイムウィンドウ機能 を使って ビデオで特定シーンの品質を 確認することもできます クラウドやLinuxベースの ビデオエンコーダ利用者も LinuxでAVQTを使える ようになりました ありがとうございました
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