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アプリショートカットのデザイン
Siri、Spotlight、ショートカットAppにおいて直接Appからの優れた機能を表示する方法をご確認ください。ここでは、Appショートカットをはじめ、Appショートカットとして最適なAppの機能を評価するベストプラクティス、そして自身のショートカットを作成するプロセスについて解説します。さらに、明確で覚えやすい名前づけの方法、カスタムビジュアルのデザイン方法、必要な情報の収集方法、見つけやすいショートカットの実現方法を紹介します。
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♪ メロウな ヒップホップ音楽 ♪ ♪ こんにちは Lynnです Siriとショートカットの デザインプロデューサーです 今日は 新しい App Intents フレームワークを使い 優れたAppショートカットを デザインする方法を説明します さまざまな方が SiriとSpotlightを使って デバイス間で共通するタスクを 効率化されていますね 例をお見せします
ニンニクを買うのを リマインドして
20分のタイマーをセット
これらの習慣的なタスクは Appの外でも 簡単に行うことができ SiriやSpotlightを 利用することで デバイスとの関わり方や 物事の進め方に柔軟性を 持たせることができます ショートカットによって Appで行える重要なタスクを OS全体を通じて行えるよう 柔軟性を確保できます すべてのショートカットは リマインダーの作成や メッセージの送信など ユーザがAppで実行できる 個々のタスクを示す アクションという 基本コンポーネントから始まります これを複数の方法で 使用することができます まず カスタムショートカットは 1つまたは複数の ご自身のAppや他のAppの アクションを使って 作成できます Appの開発者が 自身のAppのアクションを含めた Appショートカットを 作成することで そのアクションを 使用することも可能です 以前までは 新しく制作した Appのショートカットを 有効にするために [Siriに追加]ボタンを タップする必要がありましたが iOS 16では Appのインストールと同時に Appショートカットが 自動で利用可能になります つまり Siriでの利用や Spotlightでの表示 ショートカットApp内での 紹介など OS全体を通じて App内の お気に入りの機能への アクセスが簡単になります 今日は 記憶に残る Appショートカットを 作成するために 複数の話題を取り上げます まず ショートカットする Appの機能の 正しい選択方法と ショートカットに 名前を付ける方法です 次に ビジュアルの表示と 必要な情報を収集するための ベストプラクティスを 紹介します 最後に 新しいショートカットを 広める方法について 説明します では始めましょう Appには 様々な機能がありますが ショートカット化できれば さらに素晴らしい 効果を生み出せます ではどうすれば 良いでしょうか Appで人気の 機能について考え Appの外で完結できる 自己完結型の タスクや 効率的に処理できる 簡単なタスクに 焦点を当てましょう もう少し具体的に 説明するために 瞑想のAppを例にあげます ここでは「Meditation」と 呼びます 優れた Appショートカットは 実はAppに集中する 必要が無いものです Siriや検索で完結できる 軽いタスクを 探してみましょう Meditation Appでは このようなものです
「睡眠瞑想を開始」 Voiceover:深呼吸して 目を閉じ 一日の 疲れを忘れましょう
Appを開く 必要が無いので 簡単に始められます 作成するショートカットは 分かりやすく 操作を簡単にしましょう 多くの入力と時間を 必要とするタスクは ショートカットには 複雑すぎます 例えば 長く複数の設問がある アンケートのようなタスクは Appショートカットには 不適です 代わりに 人々がすぐ完了でき Appを使用していない時も 思い出せるような 簡単なタスクにしましょう こんな感じです
ショートカットに 最適なAppの機能は 自己完結型で 分かりやすいものです Appに集中していなくても 使える 複雑でないものです その数は さほど多く 無いかもしれません 最大で10個まで 作成可能ですが Appの主要な機能は 2~5個の高品質な ショートカットに収めて できるだけ 厳選することを おすすめします Appショートカットに なる機能を 選択するのと 同じくらい重要なのは 素晴らしい フレーズを付けることです まさにショートカットの 看板となるフレーズです ショートカットAppで Appのヘッダの下に表示され Spotlightがショートカットを 参照する手段であり Siriでショートカットを 呼び出すときに使います 何が良いでしょうか フレーズの作成で まず重要なことは 簡潔であることです フレーズは 覚えやすく その機能を明確に 伝えるべきです 必須条件として App名を含める必要があります クリエイティブな 表現も可能です ボイスメモや Paneraのように 呼び出しフレーズに直接 App名を組み込むことが できるかを確認しましょう フレーズのApp名は 正式名称でも App Storeに提出した 代替名でも構いません 正式名は Panera Breadですが この例ではPaneraの方が 自然に感じます Meditation Appでは こんな感じです ボイスメモの例を 詳しく掘り下げましょう 書き起こしをオンにして 私のスピーチを見れるようにします Appショートカットの名前は Siriで呼び出す際に使われる 名前になります そのため 似たフレーズでも 自然に使えるよう考慮する 必要があります 例えば「ボイスメモを録音」 のショートカットでは 「ボイスメモを開始」と 「新しいボイスメモ」を 同義語として 明確に指定しないと 機能しなくなります 十分な配慮が必要です 人が言うかもしれない 代替表現を 網羅する必要があります これは 判断基準にもよりますが ショートカットの コアとなる目的から 離れすぎて 別の意味にならないよう 注意しましょう この場合 保存という フレーズを避けています 世界中で しっかりと動作するように Appが公開される すべての言語で 徹底して同義語を探しだす プロセスが必要です
Appショートカット名を 簡潔かつ印象的に することの重要性 App名を組み込む際の戦略 徹底した同義語の作成と 多言語に翻訳する際の 注意点をお話しました ショートカットの 名付けについて 最後にお話ししたいのは ダイナミックパラメータを いつどのように使うかです ショートカットの名前に直接 ダイナミック パラメータを使って Siriに言ったり Spotlightで 見たりできる フレーズのバリエーションを 複数作成可能になりました 例を見てみましょう Meditation Appの場合 ダイナミックパラメータに 様々な瞑想タイプを指定できます このように 様々なタイプの 瞑想を 直接指定できる 柔軟さがあります このパラメータには いくつか注意点があります まず フレーズ内で使用できる ダイナミックパラメータは 1つだけで 有限のリストからしか 選べません リストの他の値が 予測可能か 確認が必要です ユーザがこのリストを 参照できるわけでは ありません これはAppを使うことで 様々な 瞑想のタイプを 知ることができる良い例です リストも よくまとまっています 他の良い例としては 頭に浮かんだ レストランや 家の中の 別の部屋などがあります 悪い例は 時間値のように無限に 選択肢があるものです そのような場合は ダイナミックパラメータを使わず 必要に応じて追加情報を 求めるようにします これについては 後ほど説明します 最後に このパラメータ値の リストは Appを開くたびに 更新できるため 常に最適で 適切な値を含めるように することができます これで 各パラメータ値と Appインテントを組み合わせ Appショートカットの バリエーションを作成できます 瞑想を始めるには パラメータ無しの バージョンと 「睡眠瞑想を開始」や 「感謝瞑想を開始」など パラメータ付きの バージョンがあります これらは自動的に生成され このようにショートカット Appに表示され Spotlightでは 個々の行として表示されます パラメータは アクションの パラメータ一覧を 提供する際に ショートカット エディタでも表示されます パラメータをタップすると オプションがメニューに このように表示されます アクションと ショートカットエディタでの 表示方法については 昨年公開された 「ショートカット、Siri、提案のための 優れたアクションのデザイン」 の動画をご覧ください 最後に ダイナミックパラメータを 設定する際の注意点として フレーズのどの部分が パラメータなのか 明確にすることが重要です 先ほど 1つのAppの ショートカットには 1つのダイナミックパラメータしか 設定できないと言いましたが フレーズの2番目の部分である 「nature sounds」は 変更可能な2つ目の パラメータに見えます ショートカットエディタで これを「ocean sounds」に 変えたいと 思っても 変更可能なのは 最初の部分のみです ここでの解決策は シンプルさです 声に出して 複雑すぎると感じたら おそらくそうです どうしても追加情報が 必要な場合は 後の段階で入手できます その方法については 後ほど説明します 機能の選択 ショートカットの名付け ダイナミックパラメータの使用など 振り返って見ると あるテーマに気づきます それは 覚えやすくすることです App内では 人々は色々試し 新機能を気に入り 新しいフローを学べますが ショートカットの主な目的は すぐに学び 記憶して 頼ることができる 集中した 体験を生み出すことです 次にAppショートカットの 視覚的な注意事項について 説明します カスタムスニペットと ライブアクティビティを 使用すれば 情報を提示したり 説明を求めたり Appの特徴を表面化できます これをできるだけ美しく 効果的にする ヒントをご紹介します 不透明な背景を使用する 多くのAppとは異なり スニペットは半透明の マテリアルを使用します ビジュアルを不透明な背景で 埋める代わりに このマテリアルの上に Appの要素を配置します この例では 天気予報Appの要素が Siriスニペットに シームレスに 統合されています テキストを描画するときは 半透明の背景に 鮮やかな色を使うと コントラストが際立ちます こうすることで ダークモードでもテキストが 自動的に美しく表示されます iOS 16の ライブアクティビティと カスタムスニペットでは 結果の表示方法は2種類あります どちらか迷った場合は 料理の注文時の経過時間や タイマーのカウントダウンなど 継続的な 情報へのアクセスが 役に立つか 考えてみてください 役に立つなら ライブアクティビティを使います これで イベントが終わるまで ロック画面でも コンテンツを 継続して確認できます ショートカットが 自己完結型の アクションや情報の一部の場合は カスタムスニペットを使います iOSのスニペットと それに含まれる 重要な要素について 見てみましょう これはサポート ダイアログです これはSiriが話す内容で その目的はカスタム ビジュアルに付随することをです このステップで ショートカットに必要な すべての情報を 一緒に伝えます デフォルトではカスタム ビジュアルはサポートダイアログと 常に一緒に表示されます しかしこの例では サポートダイアログが ビジュアルレスポンスと 完全に重複しています その場合 ソースコードを編集し このダイアログを 表示させないようにします しかし 情報の提示方法については iOSに限らず エコシステムの 他のデバイスも 考慮する必要があります AirPodsのような 音声のみの製品では Siriは提供された ダイアログをすべて読み上げます これらのプラットフォームでは カスタムビジュアルと サポートダイアログの両方で 重要な情報を含む フル ダイアログを作ることが重要です どのデバイスで ショートカットを 操作する場合でも 必要な情報へのアクセスを 確保するため 両方の ダイアログを 提供するようにしてください 今回初めて Apple Watchはカスタム スニペットをサポートしました ですので ショートカットの watchOS 9での見栄えも 確認する必要があります そのために レイアウトの変更が 必要かもしれません ここでは Coffee Appが watchOS上での 読みやすさを改善するため ヘッダーの下に収まるよう アドレス行の位置を変更しています ビジュアルに関する 最初のヒントをまとめます 半透明の背景に Appの要素を統合する方法 鮮やかなラベル色を 使う重要性 スニペットとライブ アクティビティの使い分け 異なるプラットフォームや コンテキストに ダイアログやビジュアルを 適合させる方法を説明しました 次に Spotlightについて 説明します iOS 16では Appショートカットも Spotlightに表示されます 誰かがApp名を検索すると Appショートカット一覧の 最初に位置するショートカットが Siriからの提案として Appの下にヒットします ショートカット名で 直接検索も可能で 検索語に一致するすべての ショートカットが 表示されます Spotlightを最初に 起動したときに AppがSiriからの提案に 入っていれば 検索フィールドに 何も無くても トップショートカットが ここに表示されます Appを検索したり iPhoneをただ使うだけで ショートカットを 知ってもらえるのは 本当にうれしいことです また 独自のAppの ショートカットには 右側にシンボルマークが ついています SF Symbols ライブラリを確認し Appの ショートカットの意図を 正確に反映した シンボルを選んでください また アクションとパラメータの 順番は Spotlightに 表示されるAppの ショートカットの 順番に影響を与えます アクションの順番は Appの更新でのみ変更可能ですが パラメータの順番は 先ほど話した通り ダイナミックで Appが開かれていれば いつでも更新可能です これは ショートカットの 表示にも影響します ここでは 「カプチーノの再注文」が ショートカットAppの 最初に表示され Spotlightの スロットに表示されています しかし このお客さんは チャイラテを最近注文したので Spotlightで チャイラテを提案します エンティティクエリや ダイナミックオプションプロバイダが 返す最初のアイテムにすると ショートカットAppや Spotlightで 最初に表示されます パラメータの数が増えるほど この優先順位付けは より重要になるでしょう ただし 予測できない 印象を与えないよう 最新性や頻度など 見つけやすさを考慮して 順番を決めましょう 最後に ショートカットの 色を選びます 豊富な色が用意されています ショートカットはすべて この色をAppで使用します Appのアイコンの色を 引き立てる色を選びましょう ショートカットを使って 素早く簡単な操作が可能でも タスクを確認する 情報収集が 必要な場合があります そのいくつかの方法と それを使うべき ベストな タイミングを説明します このような パラメータの 無いフレーズを例にします 時には情報に基づいて判断し 値を想定してアクションを 起こすこともあります 一例としては すでに瞑想を始めた 状態で開始することがあります それ以外にも 要求があいまいな場合 追加情報を求めることが 必要です 可能な限り 意味のある仮説を立て オプションとして提示し 確認を求めましょう これをパラメータ確認と 呼びます これらの仮定は 事前の選択を基にしたり 人気のある選択肢を 基にすることもできます パラメータ確認は 必要な情報を 確認し 次に進むための 効率的な方法です しかし このショートカットを 使ったことが無く 提供できる パラメータが無いこともあります もう一つの選択肢は 短いリストを提供することです これは曖昧性解消と呼ばれ ショートカットを 良く知らない人が 使用可能な 値を覚えるのに役立ちます AirPodsのような 音声特化型デバイスでは Siriがすべて 読み上げてしまうため 選択肢は5つ以下が最適です Siri:どんな瞑想ですか? 集中 感謝 ウォーキング 思いやりの心 睡眠 時には 数値や場所 文字列など リストで対応できない 自由形式の値の収集が 必要なこともあります この場合 オープンエンド リクエストを使用できます ただし 何のヒントもなく 返ってくる答えが 予想できないため Appが望む情報の種類を 明確にしましょう この場合は 時間値を求めていることが 明らかです App Intent フレームワークは 数値 日付 時間値など オープンエンドリクエストに対する 一般的な一連の オプションを提供します 必須パラメータが これらのいずれかに 一致する場合は 選択してください これにより 特定の ビルトインダイアログや 視覚的パターン それらの情報に関連する Siriの自然言語理解の 恩恵を受けられます それ以外の場合は カスタムエンティティを使用しましょう Appエンティティの 実装方法については 今年の「Appインテントの詳細」 の動画をご確認ください 最後に 必要な情報が すべてそろっていても ショートカットを 実行する前に 最終的な“意思確認”を 行いたい場合があります これをおすすめするケースは 行動に結果が伴う 場合に限られます 例えばコンテンツの削除や 大きなグループに カレンダーで 出席依頼を送ったり リスクが伴う行動です ショートカットは 可能な限り早く 操作を行うことが 大切ですので 適切かつ 控えめに使用しましょう 意思確認に関する 最後の話題は スニペットには 必ずボタンが2つあり アクションを進めるか キャンセルするかを 選ぶ必要が あるということです 意思確認を行う場合 ボタンには 「確認」のような 曖昧な言葉ではなく 実行するアクションを示す 動詞を含める必要があります App Intents フレームワークは 対応する同義語を持つ デフォルトの動詞一覧を用意しています こちらはその一例です インテントがこれらのいずれかに 該当する場合は使いましょう この一覧から外れた インテントを使う場合は代わりに カスタム文字列を 指定できますが Siriが類似したフレーズを すべて理解できるよう 同義語も指定してください 最後に 素晴らしいAppの ショートカットを作成したら 人々に発見してもらえるよう いくつかの場所に表示できます まず 従来の 「Siriに追加」の代わりに Appに新しい ヒントを表示できます App内でヒントを表示する タイミングを 慎重に選ぶことが大切です 例えば 今後繰り返したい アクションの前後など 人々が知ることで 恩恵を受ける可能性が 高いタイミングを 選びましょう 適切な場合には ヒントを消去可能にしましょう ワークフローから その情報を 削除したいという 意志を尊重しましょう また ショートカットAppに 直接リンクして すべてのAppの ショートカットを一覧できる ランディングページへの ボタンも用意しました Appショートカットの 導入によって Siri ショートカット Spotlightで利用可能になり 今年のショートカットの 進化がとても楽しみです 呼び出しフレーズの ダイナミックパラメータ watchOSでのカスタム スニペット ヒントなど ぜひ色々とお試しください 今日ご紹介した 優れたAppの ショートカットの 選び方や名付け プレゼンテーションと フローの改善 発見しやすくなるための ヒントを 活用すれば 素晴らしい Appショートカット体験が できるでしょう みなさんのどのようなものを 作られるか楽しみです 残りのWWDCも お楽しみください ♪
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