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WorkoutKitによるカスタムのスイミングワークアウトの構築
WorkoutKitを利用したワークアウトの作成、カスタマイズ、スケジュール設定について、最新情報を紹介します。ペースとパワーのアラートや距離目標のサポート拡張に関する最新のアップデートのほか、カスタムのステップ名がもたらすメリットを学び、開発の勢いを加速させましょう。
関連する章
- 0:00 - Introduction
- 1:25 - User-selectable workout locations
- 3:13 - Custom step names
- 4:20 - Custom pool swimming workouts
リソース
関連ビデオ
WWDC23
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ダウンロード
こんにちは Workoutチームの エンジニアのSrinidhiです 「WorkoutKitによるカスタムの スイミングワークアウトの構築」にようこそ
WorkoutKitを使うと 各種のワークアウトを作成して アプリから直接 Apple Watchの ワークアウトアプリに同期できます
目標ベースのワークアウトを作成でき ユーザーはエネルギー 時間 距離の 統合された目標を設定して ワークアウトを実行できます
ペースを中心に据えた ペース重視型ワークアウトも作成できます スイム バイク ランのワークアウトでは トライアスリートが スイム バイク ランのアクティビティを スムーズに切り替えられます カスタムワークアウトでは カスタムの目標とアラートを組み合わせた 体系的なステップによる構成が可能です カスタムワークアウトの構成を 簡単におさらいしましょう カスタムワークアウトの構成要素は ウォームアップ ワーク リカバリ クールダウンの各種ステップです ワークとリカバリのステップは 反復可能な インターバルブロックにグループ化されます カスタムワークアウトの構成を さらに詳しく知りたい場合は 昨年のセッション「Build Custom Workouts with WorkoutKit」をご覧ください この1年間 ユーザーとデベロッパから 素晴らしいフィードバックを多数頂きました ここでは 包括的なワークアウト体験を アプリで提供する上で役立つ エキサイティングな新しい機能強化を いくつかご紹介します まずは ユーザーによる ワークアウトの場所選択の機能です watchOS 10.1以降 ワークアウトをスケジュールする時に 場所の種類を 屋内と屋外のいずれかで 指定する必要がなくなりました 例えば サイクリングワークアウトを スケジュールする際 ワークアウトの場所が屋外か屋内かは ユーザーが決められます 雨が降っていれば屋内にするなどです
さらに WorkoutKitでは 各種のアクティビティタイプに 様々な改善を導入しています ランニングやサイクリングのワークアウトの 平均パワーに関するアラートはその一つです watchOS 10.4以降 範囲アラートとしきい値アラートの両方に 現在または平均のいずれかの パワーアラートを選んで指定できます また watchOS 11の屋内ランニングに ペースアラートのサポートが追加されました これらの新しいアラートは すべてのカスタムワークアウトで利用できる 新しいビジュアルターゲットビューに マッチします 手首を見るだけで 現在の状況がターゲットの範囲内かどうか 常に確認できるようになります 新しいアラートタイプに加えて WorkoutKitによる 距離目標のサポートが強化されています 従来も WorkoutKitは 様々なアクティビティで 距離目標をサポートしていましたが watchOS 11では このリストが拡張され 屋外アクティビティタイプが増えました まったく新しいアクティビティタイプも 追加され 屋外でのボートこぎやスケートなども 選べます
距離目標はこれらの屋外タイプすべてで サポートされるようになりました ワークアウトアクティビティと 場所の組み合わせのそれぞれについて 距離目標のサポートの有無を確認するには 単一目標とカスタムの 両方のワークアウトで使用できる supportsGoal関数を使えます
以上が ランニングやサイクリング その他の屋外ワークアウトの新機能です では 筋トレやHIITワークアウトなどの アクティビティはどうでしょうか watchOS 11では 全種類のワークアウトのステップ名を カスタマイズする機能が WorkoutKitに導入されています これにより エクササイズの 種類 重量 反復回数や 主観的運動量レベルなどを ステップ名に追加して 各ステップのコンテキストを より明確にすることができます ステップ名を指定しない場合は デフォルトとして ステップのタイプが表示されます カスタムのステップ名の設定には 新しい WorkoutStepの displayNameプロパティを使用します
この例では warmupStepを 「Walk」にカスタマイズし
workStepを「Sprint」に設定します
ステップ名は カスタムワークアウト体験の すべての画面に表示されます 例えば ステップ間に フルスクリーンのアラートで 次のステップの通知が表示されます ワークアウト中には 下にスクロールするだけで ステップ名が 刷新されたビューで表示されます このビューには 現在のステップに関する詳細と 次のステップのプレビューが表示されます 最後に watchOS 11のWorkoutKitで 私が最もおすすめしたいのは プールスイミングの新しいアップデートです カスタムのスイミングワークアウトにより WorkoutKitは 大きな価値をもたらします ステップ 目標 アラートの作成 などに利用される 既存のすべての カスタムワークアウト向けのAPIが プールスイミングでも利用可能になります さらに カスタムの プールスイミングワークアウトでは 距離と時間の両方を統合する まったく新しい目標タイプが WorkoutKitに導入されます スイミングでは 指定時間内での 特定のラップ数の達成を目標として 一定の距離を泳ぎ休憩する というセットを 繰り返すことがよくあります 時間目標を組み合わせた距離目標は このトレーニングスタイルに適しています この目標タイプでは 距離目標と時間目標の両方を 1つのワークアウトステップで 指定できます 両方の目標が達成された場合にのみ ワークアウトは次のステップに進みます この目標を作成するには 新しい目標タイプである poolSwimDistanceWithTimeを使用し 距離の長さと所要時間の Measurementを渡します では次に カスタムの プールスイミングワークアウトを 新しいAPIを使用して作成する方法を 簡単な例で実際にお見せします まず 時間目標を組み合わせた 距離目標を作成します 1分間に25mのラップを 2回泳ぐことを目標とするので 50mの距離と 1分の所要時間を作成します poolSwimDistanceWithTimeの 目標タイプで2つの値を組み合わせて WorkoutGoalを作成します この目標をworkStepに適用します さらに displayNameプロパティを使用して ステップ名をカスタマイズし 泳ぎ方がユーザーに分かるようにします 次に このステップをintervalBlockに 追加し 6回繰り返すように指定します これで 距離と時間の目標を作成できました さらに続けて ワークアウトの残りの部分を構築しましょう 25mというラップの長さを念頭に置いて ビート板で8ラップ泳ぐ ウォームアップステップと 自由な泳ぎ方で8ラップ泳ぐ クールダウンステップを作成します これですべてをまとめる準備ができました カスタムのプールスイミングワークアウトを 作成するには activityにswimmingを指定し displayNameを追加して 作成したすべてのステップを含めます 最後に WorkoutScheduler APIを使って 今日の午後遅くに ワークアウトをスケジュールします これでワークアウトの準備ができたので ワークアウトアプリで カスタムのスイミングワークアウトが どのように表示されるか見てみましょう このワークアウトを開始すると ワークアウトアプリは ラップ距離を正確に測定するために プールの長さの入力を求めます 先ほどのワークアウトの作成時には プールの長さを25mと想定しましたが 私がいるプールの長さは25ヤードです
このプールの長さは ワークアウトの インターバルにマッピングされないため Workoutアプリは距離を変換し このスイムに合わせて時間を調整します これにより 実際のプールの条件に合わせて 調整された形で 意図した通りのワークアウトを実施できます これなら プールの真ん中で ステップが終了になる心配もなく ワークアウトを開始できます
カスタムの プールスイミングワークアウトの間は 刷新されたビューにより 左上隅に反復回数のインジケータと 水温が表示されます このビューは watchOS 11以降の Apple Watch Ultraで利用できます 時間目標を組み合わせた距離目標の場合 距離とインターバル時間が 下部に表示されます 距離目標が先に達成されると 次のステップに進むには 時間目標の達成が必要であると チェックマークでユーザーに示します 以上 WorkoutKitの新機能の すべてをご紹介しました ワークアウトアプリの ユーザーの目標は様々です ワークアウトを通じた活発さと健康の増進や サイクリングにおける新たなレベルへの到達 新しい自己ベストの達成など あらゆるニーズに応えるワークアウトを WorkoutKitにより アプリで提供できます ご紹介した新しい拡張機能を使用すれば ワークアウトをさらにカスタマイズできます みなさんがWorkoutKitを どのように活用するか楽しみです
本セッションの内容をまとめますが まず ご紹介したAPIを試して 新しいアラート 目標タイプ ステップ名を アプリに導入してみてください スイマー向けのアプリを開発している方は カスタムのワークアウトを作成し スケジュールしましょう
カスタムのスイミングワークアウトを 作成しスケジュールするその他の方法例を 更新されたサンプルコードでご確認ください フィードバックアシスタントから ご意見をお寄せください みなさんからのフィードバックを お待ちしています 最後に ヘルスケア関連の新機能については 画面に示すセッションをご覧ください さて もうすぐ水泳の時間なので そろそろプールに出かけようと思います ご視聴ありがとうございました
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